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全国映画よもやま話

「一般の人を巻き込む」 札幌国際芸術祭 大友さん会見

2015年11月21日 北海道新聞 朝刊

「一般の人を巻き込む」 札幌国際芸術祭 大友さん会見

 

 _2017年夏に開かれる札幌国際芸術祭の芸術監督(ゲストディレクター)を務める音楽家の大友良英さん(56)が20日、ライブ公演のため訪れた札幌市東区のモエレ沼公園で記者会見した。就任後初めての札幌訪問で「他の芸術祭と違い、一般の人を巻き込んだ祭にしたい」と抱負を語った。

 _芸術監督の打診に驚いたという大友さんは「一番の役目はどう芸術祭をつくるか。日本の祭りを取り入れたい」と独自色を打ち出した。14年の初開催で課題とされた市民参加も積極的に進めるとした。

_大友さんは、11年の福島第1原発事故後、自らが関わり、全国から寄せられた風呂敷を縫い合わせて敷き詰めた福島県のイベントを紹介。「札幌でも『大風呂敷』を広げようと思っている」と話し、「子供たちと大きなプロジェクトもしたい。夜のススキノで何かをするのも面白い」と構想の一端を明かした。

_大友さんは作曲家、演奏家として国内外で活躍し、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽を担当したことでも知られる。