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夕張再生の銀幕 札幌会場でも
2018年2月3日 朝日新聞朝刊
夕張再生の銀幕 札幌会場でも
来月15日から映画祭
3月15日に開幕する「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」(実行委など主催、朝日新聞北海道支社など特別後援)の開催概要が2日、発表された。会期は3月19日までの5日間、上映作品はメジャー映画から国内外のインディーズ作品まで110本を予定。今年はメイン会場を夕張市内の「合宿の宿ひまわり」(3スクリーン)1カ所としコンパクトな開催を目指すほか、新たに札幌・狸小路のプラザ2・5にサテライト会場を設け、映画祭を広くPRする。
会見で実行委員長の作家、小檜山博さんは「『北海道命名150年』の節目は、この地に住む我々の文化を築く第2期開拓の始まり。夕張を全国、世界へ向けた映像文化の発信基地にしたい」とあいさつ。名誉会長の鈴木直道夕張市長も「映画祭は夕張再生の象徴であり、未来への挑戦。その姿をぜひ見に来て」と呼びかけた。
全国公開に先駆けて上映される招待作品は、開幕を飾る全米で大ヒットした「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」など5本。新たな才能を発掘するオフシアター・コンペティション部門には国内外の456作品から選ばれた9作品が登場、グランプリを競う。札幌会場では開会式を同時中継するほか、映画祭ゆかりの作品10本程度を上映する予定。
会期中、監督、俳優らゲスト約200人が参加予定で、恒例のストーブパーティなどで市民、参加者とゲストの交流を図る。
開幕作品以外の全作品を鑑賞できるパスポートは前売り2500円、当日3千円。札幌会場は全作品を千円で見られる。問い合わせは映画祭事務局(0123・57・7652)へ。
(山内浩司)