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戦争のない幸せ 映画見て実感 | キノ小中生招待 「この世界の片隅に」
2017年8月8日 北海道新聞 朝刊
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戦争のない幸せ 映画見て実感
キノ、小中生招待
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_札幌市中央区の映画館「シアターキノ」(南3西6)は5日、戦時下の広島県呉市で力強く生きる家族を描いたアニメ映画「この世界の片隅に」の上映に、札幌市内の小中学生約20人を無料招待した。
_キノの開館25周年事業で、西区「西野こども食堂kaokao(カオカオ)」が協力。映画では、空襲にさらされる呉を舞台に、少ない配給でも食卓を豊かにする工夫をしたり、衣服を作り直したりと、ヒロインらの日常が描かれている。
_鑑賞した手稲区の小学2年及川友梨乃さん(7)は「戦争が終わった場面で本当に良かったと思った」、西区の中学3年小林真郁(まいく)さん(14)は、「戦争のない時代に生きている幸せを感じた」と話した。
_上映後、kaokaoの運営に関わる政治学者の吉田徹北大大学院教授のトークも行われた。吉田教授は「食のシーンを大切にする映画。普通にみんなでご飯を食べることの大切さを感じる」と語った。
(門馬羊次)