2/7(金)『占領都市』
オランダの首都として栄えたヨーロッパ屈指の大都市アムステルダム。運河が流れる「水の都」としても知られる風光明媚なこの街には、第二次世界大戦中の1940年5月から5年間、ナチス・ドイツの占領下におかれた恐怖の記憶がある。この間、人々は人権や言論の自由を奪われ、ユダヤ人を中心に多くの犠牲者が出た。有名なアンネ・フランクのように強制収容所へ移送された人は10万7千人。統計では、その内の実に10万2千人が虐殺されたとされている。
「二度とこうした歴史を繰り返さないために」
映画化を構想したのは『それでも夜は明ける』でアカデミー賞(R)作品賞・助演女優賞・脚色賞の3部門を受賞した英国出身の映画監督スティーヴ・マックイーン。製作はA24、歴史家で妻のビアンカ・スティグターが2019年に著した「Atlas of an Occupied City (Amsterdam 1940-1945)」を原作とし、傑作『SHOAH ショア』をも彷彿させる4時間11分の大作ドキュメンタリーとして完成させた。
あなたが目撃するのは歴史ではなく“現在”。
10万人以上の住民が虐殺された恐怖の記憶を
現代に“復元する”35mm撮影·4時間11分の記念碑的大作。
公式HP⇒https://www.transformer.co.jp/m/senryotoshi/