12/28(土)公開【恋するピアニスト フジコ・ヘミング】
いつの時代も、どこで暮らしても
私は私らしく生きた
― 子どもの頃、寝床に着くと聞こえてきたのは、母が弾くショパンの「ノクターン」。
その音楽に魅了され、ピアノに触れた時から、フジコの音楽の旅が始まった。
数奇な運命をたどり、世間から注目されたのは60代後半。いくつもの苦難が訪れても、フジコはピアノを弾くことを決してやめなかった。
90歳を超えてもなお、世界中で精力的に演奏を続け、公演はどこもソールドアウト。2024年もたくさんの公演を控えていた中、フジコは4月に急逝した。
2023年3月、フランス・パリ、コンセルヴァトワール劇場でのコンサートでは、「ラ・カンパネラ」「別れの曲」「月の光」「亡き王女のためのパヴァーヌ」など、数々の名曲