11/26(火)特別上映『カンボジアの染織物』★歌川達人監督ゲストトーク

 

カンボジアの伝統織物を復活させ、
村までつくった森本喜久男と過ごした最後の1年半。
煌めく絹に寄り添う人たちの記録。

 

 

煌めく絹に寄り添う人たちの想い

内戦の影響で衰退されつつあったカンボジア伝統の染織物。京都の友禅職人であった森本喜久男は、カンボジアで荒地を開墾し、染織物を基幹産業とする村をゼロからつくり上げ、カンボジア伝統の染織物を発展させた。彼の活動は、「持続可能な村」「伝統文化の復活」など、近代文明のアンチテーゼとして様々なメディアから賞賛されてきた。
そんな森本だったが、末期ガンを患い、余命いくばくもないことを知る。確実に生の終わりに近づいていく森本。森本と村人を見つめ続けた眼差し(カメラ)は、それぞれの人生に隠された想いを浮かび上がらせていく。

 

 

工芸村での移ろいゆく1年半の記録。

カンボジア、シェムリアップにある工芸村。女たちは、黄色い蚕を育て、まゆから絹糸を紡ぎ、ガタンガタンと布を織る。男たちは、気に登り木材を調達し、湖に潜り魚を獲る。そんな大人たちの背中を見ながら、子供たちは元気に駆け回る。しかし、みずみずしい村人たちの生活も、カンボジア伝統の織物も、村人たちが抱える不安や願いも、留まり続けるものは何もなく、移り変わってしまう。

そんな移ろう日々を前に、映画は何ができたのだろう?

 

 

公式HP⇒https://cambodia3films.myportfolio.com/work