9/7(土)⇒13(金) 能登半島地震 輪島支援『幻の光』特別上映

9/8(日)~13(金)  9:15(終19:45)

 

1980年代から、東アジアの映画が世界の映画祭から注目され、台湾の侯考賢監督たちの影響を受けながら、是枝裕和は1995年(まさに、映画誕生100年の年!)に「幻の光」で長編映画デビューする。TVドキュメンタリーで鍛えられた表現力が開花し、一気に世界の注目を集めるようになる。そして、ドキュメンタリー時代からの主要な題材であった、グリーフワーク(喪の作業)から広がって「残された者がどう生きるのか」が、初期作品の大きな主題となっていく。1980年代から21世紀をまたいで、映画が相互に刺激し合いながら広がり続けていく時代を、「幻の光」を素材にしながら、振り返ってみようと思っています。(中島洋)