3/22(土)池直美北大公共政策大学院教授「韓国の若者の生きづらさ」

 

 

明日か来年、10年後でもなく

いまこの時間に私が願う幸せとは…?

 

激烈な競争社会、自分ではどうにもならない格差。現代の韓国社会を舞台に、生まれ育った場所で生きづらさを感じる女性が人生を模索する姿を描いて、「82年生まれ、キム・ジョン」に続くベストセラーとなった「韓国が嫌いで」の映画化。

ソウル郊外で両親と妹と共に暮らす28歳のケナ。ソウルの寒すぎる冬、2時間かけての地獄のような通勤、恋人との不透明な未来、仲は良いけれど息が詰まるような家族との日々―。ここでは幸せになれないと思ったケナは、ニュージーランドへ移住するが・・・

 

「韓国の是枝裕和」と称されるチャン・ゴンジェ監督は語る「韓国は過酷な競争社会で、自殺率は世界でも最悪の水準です。この10年は社会を揺るがす大きな事件も続きました。韓国の華やかな一面が取り沙汰される一方で、“本当の社会は健康なのか?”と問いたく、韓国が好きになるためにこの映画を作りました」