2007年7月7日(土)北海道新聞朝刊より
ともしび消さない ゆうばり映画祭 復活
「市民の力で映画祭の灯をともし続けよう」―。夕張市の財政破たんで中止された「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」を、夕張のNPO法人「ゆうばりファンタ」(澤田直矢代表)が来年3月に民間主体で開くことを発表した6日、映画人や市民から、再会を喜び成功を誓う声が相次いだ。
同映画祭に参加し、夕張で映画撮影も行った札幌の芸能事務所社長で映画監督の鈴井貴之さんは「消えかけた映画祭に再び灯がともるのは、監督として道民として大きな喜び。この灯火を人々の手で未来へとつないでほしい。道民にとって大切な『文化の灯』ですから」と語る。
芦別市の映画関連イベント「星の降る里芦別映画学校」実行委員長の梅田正孝さんも「夕張の映画祭を応援する映画人は日本中、世界中にいてその力は大きい。互いに市民主体のイベントとして連携したい」とエールを送った。
一方、同映画祭に長年参加してきた劇団WAHAHA本舗主宰の喰始(たべはじめ)さんは、「これからは大スポンサーに依存せず、夕張の人々が自分たちの手で、無名の映画人たちを応援するという気持ちでやってほしい」と期待する。
市民からも喜びの声が上がった。夕張市内の映画上映グループ「ゆうばりキネマ・クラブ」のメンバーは6日、総会の後、居酒屋に集まり映画祭の再会を祝った。松宮文恵さんは「映画祭は長年続いてきた財産。今後も無理しないで身の丈にあった形で存続させたい」
同クラブ会長で、「ゆうばりファンタ」理事でもある氏家孝治さんは「会場や運営、予算などの面で課題が山積みだが、必ず成功させる。最終日に思い切り泣けるくらい、がんばりたい」と意気込みを語った。
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